最終盤の東京都知事選・都議補選(5日投開票)で日本共産党の小池晃書記局長は3日、日野駅前で演説し、「コロナから命と暮らしを守るために宇都宮けんじ候補を都知事に押し上げよう」「日野に保健所をつくるために日本共産党の清水とし子候補(日野市区)を勝たせてください」と力を込めて訴えました。
補選(日野市区)では、市民と野党の共同候補でもある清水とし子氏が自民党候補を急速に追い上げています。自民陣営は危機感から党幹部などが相次いで応援に入り、4日は菅義偉官房長官も演説する予定です。
小池書記局長は、同補選が安倍自民党との一騎打ちとなっていることに触れ「定数1の補選で、市民と野党の共同候補である清水さんが勝てば安倍政権へのきっぱりとした審判になる。安倍政権にがっかりしている人は、こぞって宇都宮さんと清水さんに1票を」と呼びかけました。
小池氏は、宇都宮氏が、PCR検査を五輪延期決定まで抑制したのではないか、必要な検査が行われていないのではないか、保健所削減は失敗だったのではないかなどをただした公開質問状に対し、小池百合子知事が正面から答えず、安倍政権の方針通りにやったと開き直ったことについて「まったく反省がない」と批判。
宇都宮氏が急激な感染の広がりに対し、ただちに1日1万件のPCR検査を実施できるようにするなどの緊急プランを示したことを紹介し、「コロナ危機から都民を救う都知事を選ぼう」と訴えました。
清水候補は、学校休校で負担を強いた子どもの心のケアや感染予防のために「少人数学級の実現をしよう」「必ず勝たせて」と力説。
立憲民主党の大河原雅子衆院議員と安保関連法に反対するママの会@日野の星野さなえさんも応援にかけつけ、宇都宮氏と清水氏への支持を呼びかけました。
大田区では日本共産党の田村智子副委員長・参院議員、藤田りょうこ都議、立憲民主党の長妻昭代表代行が、市民と野党統一候補の松木かりん都議補選候補(立憲民主党)の応援に立ちました。
(2020年7月4日付「しんぶん赤旗」より)