首都圏反原発連合(反原連)は3日、首相官邸前抗議を行いました。
この間、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、休止していた抗議は、2月21日以来、4カ月ぶり。感染対策のため、参加を呼びかけず、首相官邸前エリアのみで行い「安倍晋三は原発やめろ」と訴えました。
抗議の様子はオンラインで配信しました。
参加したメンバーのミサオ・レッドウルフさんは本紙の取材に「政府の自粛要請に先立って休止を決め、4カ月。
この間、コロナの状況を見ながら、いつどのように抗議を再開するのか、日々悩んできました」と話します。
しかし、「原発事故から来年で10年です。コロナ拡大のなか、原発事故時の避難では、感染リスクが高い。原発事故を起こさないためにも、原発ゼロを訴えていくときだと思います」と強調。
今後の抗議については検討をしているとしつつ「社会、経済のあり方を変え、新しい社会をつくる。原発もなくす。そのために声をあげ続けていきます」と決意を語りました。
抗議の冒頭、東京給水クルー(TQC)代表で、反原連の抗議にもコーラーとして参加し、先日急逝した日下部将之さんを悼み、黙とうしました。
(2020年7月4日付「しんぶん赤旗」より)