【都知事選】宇都宮けんじ氏への期待広がる 野党共闘深まる/小池書記局長が振り返り

記者の質問にこたえる小池晃書記局長

記者の質問にこたえる小池晃書記局長=5日、党本部(「しんぶん赤旗」提供)

日本共産党の小池晃書記局長は5日夜、東京都知事選で現職の小池百合子都知事に当選確実の報が出たことをうけ、党本部で記者会見しました。

小池氏は記者団の質問に答え、「宇都宮けんじさんは、勝利できなかったが大健闘された。心から敬意を表する。選挙戦後半に向けて宇都宮氏の訴えに支持が広がっていった。たしかな手ごたえを感じる選挙だった」と振り返りました。

また、小池都知事については、「テレビ討論会が一度も行われないという異常な選挙で、小池氏は論戦を避け続けた。決して小池氏の政策が支持されたわけではない」と指摘しました。

そのうえで、インターネットのSNS上などで「選挙に行こう」「投票に行こう」との声が芸能人、著名人を含め大きく広がったことについて、「こうしたことは、今までの選挙でもあまりなかったと思う。宇都宮氏の政策への期待の広がりが、選挙戦最終盤で、投票率を押し上げる役割を果たしたのではないか」と強調しました。

都知事選・都議補選をめぐる野党共闘について問われ、「立憲民主党、社民党、新社会党、緑の党のみなさんと知事選を一緒にたたかい、国民民主党も平野博文幹事長や小沢一郎氏をはじめ幹部のみなさんが応援に駆けつけてくださった。野党共闘の中でたたかう選挙になった」と振り返りました。

「都議補選4選挙区(日野、狛江・調布、北区、大田区)で立憲民主党と日本共産党の公認候補を相互支援でたたかった意義も大きい」と強調し「都内での立憲民主党などとの共闘関係、信頼関係はいっそう深まりました」と述べました。

(2020年7月6日付「しんぶん赤旗」より)

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