革新都政をつくる会は16日、JR新宿駅西口で、都議会臨時会の開会(17日)を前にしたリレートークに取り組みました。
都知事選で大健闘した宇都宮健児氏も駆けつけました。
市民と野党の共闘による都政転換を呼びかけた「呼びかけ人会議」の永山利和・元日本大学教授は「都知事選で共闘が広く深くなった。都民本位の行政をつくるため、政策を論議し、さらに共闘を強めたい」と語りました。
宇都宮氏は「新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、自粛とセットでの補償、保健所の充実強化を求める。都立・公社病院は地方独立行政法人化でなく充実強化へ、今後も都政を監視していきたい」と述べました。
参加者が「都立・公社病院の独法化は、病院への財政繰り入れを減らし、行政的医療を縮小させる」「コロナ禍で失業や高学費に苦しむ青年に支援を」「今こそ少人数学級を」などと訴えました。
日本共産党の原田あきら都議も「暮らしやすい東京をつくるため、議案提出権を行使して頑張る」と表明しました。
東京都の都立病院と公社病院の独立行政法人化に反対する市民団体が17日、新宿区の都庁前で宜伝しました。
日本弁護士連合会元会長の宇都宮健児も参加。「知事選で公約した『独法化を中止し、むしろ充実・強化』の実現へ運動をすることが立候補したものの責任だ」と述べました。
主催は、都立病院の充実を求める連絡会。
宇都宮氏は、知事選期間中に都立駒込病院(文京区)などを調査する中で「ますます都立病院の重要性を感じた」とし、経営難の民間病院への支援と同時に、都内のコロナ対応病棟の7割を占める都立・公社病院の独法化を中止させるよう小池百合子知事に迫りたいと語りました。
都立病院の看護師は「マスクを顔にぴったり着け、ちょっと笑ったときに隙間からウイルスが入ってこないか心配になる。ガウンを着用し1時間で下着まで汗びっしょり。ボーナスカットで女子医大の看護師400人が希望退職するかもという報道を見たが、その気持ちはわかる」と語りました。
連絡会の前沢淑子代表委員は、小池知事がコロナ対策に逆行する独法化を進めるのは許せないとし、多くの都民に知らせる運動を強化する決意を述べました。
日本共産党の藤田りょうこ都議もスピーチしました。
(2020年7月18日付「しんぶん赤旗」より)