米軍横田基地(東京都福生=ふっさ=市など多摩地域)の撤去、米空軍特殊作戦機CV22オスプレイの配備撤回、危険な訓練の中止を求める座り込み行動が19日、同市で開かれました。横田基地の撤去を求める西多摩の会が毎月行っているもので、今回で136回目。
同会の高橋美枝子代表が、6月にCV22オスプレイから部品が落下・紛失し、7月にはパラシュートの一部が立川市に落下し、足ひれ(フィン)が福生市に落下するなど事故が相次いでいると指摘。「住宅密集地に落ちている。人命にかかわる事故で許せない。訓練を中止すべきだ」とあいさつしました。
寉田(つるた)一忠事務局長が、事故の背景には大規模パラシュート降下訓練、横田基地では初となるオスプレイからの降下訓練など軍事演習の激化があると報告。
米軍は住民、自治体の抗議にもかかわらず訓練を強行し、事故のまともな説明も行わないと批判しました。
日本共産党の山添拓参院議員が「米軍に情報を明らかにするよう求めていく。新型コロナウイルスでも米軍の影響が出ている。基地を放っておくのはあるべき姿ではない」と訴えました。
(2020年7月20日付「しんぶん赤旗」より)