日本共産党の笠井亮衆院議員、党東京都武蔵野三鷹地区委員会の平野義尚委員長は13日、三鷹市の河村孝市長と懇談し、新型コロナウイルス対策で国や都への要望を聞きました。岩田康男・元市議、三鷹市の土屋宏企画部長が同席しました。
笠井氏らは、志位和夫委員長の政府への「緊急申し入れ」(7月28日)を示し、PCR検査に大規模に取り組み、陽性者を隔離・保護するよう国に求めたと紹介しました。
河村市長は、都心部で感染した市民からの二次感染を防ぐことが重要だとして、国や都を挙げた保健所体制の改革が必要だと強調。PCR検査体制や、コロナ危機での災害避難所の備えについて、感染症対策に当たる人材が不足し、合理化の名で保健所や感染病棟を減らしてきた流れを切り替える必要があると指摘しました。
河村市長はまた、来年度の一般予算を編成できる財源についても国に措置を求めました。
笠井氏は「今、保健所を含め体制を立て直す時です。人材確保と財源が必要だという指摘を受け止め、国が手当てするよう求めていきたい」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2020年8月15日付より)