共産・立民議員が参加
都心上空を低空飛行する羽田空港着陸機の新飛行ルートが運用開始されてから5ヵ月になるのを前に、東京都港区の住民でつくる「みなとの空を守る会」は22日、新ルート直下の同区高輪地域で「危険な新ルートは中止を」と訴える宣伝行動に取り組みました。
行動には40人以上が参加。時折、頭上を飛行機がごう音をあげて飛ぶ中、リレートークを行い、都心低空飛行の中止を国土交通大臣に求める署名への協力を呼びかけました。
同会の増間碌郎共同代表は「新型コロナウイルスで国際線がほぼ飛ばなくなっている今も、騒音で『仕事にならない』という声が寄せられている。声を上げて新ルートを中止させよう」と訴えました。高輪地域の町会長の男性は「実際に飛行が始まり、騒音は想像を超える大きさだ。町会として新ルート中止のため、全面協力する」と語りました。
日本共産党の笠井亮、立憲民主党の海江田万里両衆院議員、両党の区議も参加。笠井氏は「国会では超党派で新ルート中止を求め、区議会も全会一致で新ルートを固定化しないよう求め、国も有識者検討会を立ち上げざるを得なくなった。住民の暮らしと安全、命がかかっている。ご一緒に新ルートを止めよう」と呼びかけました。
(2020年8月23日付「しんぶん赤旗」より)