毎年9月1日の関東大震災朝鮮人虐殺事件の追悼式典(東京都墨田区・都立横網町公園)への追悼文送付について日本共産党都議団は26日、送付再開を求め小池百合子都知事あてに申し入れをしました。
歴代都知事が送付してきた追悼文を、小池氏は2017年以降取りやめ、今年も送らないと表明しています。
追悼文送付を中止した年から、追悼式典の隣で朝鮮人をおとしめる集会が開かれ、その言動について、都審査会が今月3日にヘイトスピーチにあたると認定しています。
申し入れは、送付中止がヘイトスピーチを助長し歴史修正に手を貸していると批判。知事に送付再開を求めるとともに、二度とヘイトスピーチが行われることのないよう、9月1日の公園運営に「適切な措置を講じること」を求めています。
また追悼式典に対し、都がヘイト集会と同列に公園使用の誓約書の提出を求めたことについて、撤回されたとはいえ「開催を不当に制限する行為」とし、今後も求めないよう要請しています。
あぜ上三和子、河野ゆりえ、とや英津子、原田あきら、原のり子、斉藤まりこの各都議が参加。応対した武市敬副知事は「知事および関係方面に伝えます」と述べました。
(2020年8月27日付「しんぶん赤旗」より)