新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、東京都で「1教室20人以下の少人数授業の実現を」と、インターネット署名を呼びかける「東京20人授業プロジェクト」の保護者有志が27日、署名908人分を小池百合子知事、都教育委員会に提出しました。
同プロジェクトは、全国知事会、全国市長会、全国町村会が「少人数編制を可能とする教員の確保」を提言したことを紹介。
学校では40人学級により子どもたちが密集を強いられていることについて、「なぜ学校の教室だけは身体的距離を確保しなくてよいのか。感染の危険性があるばかりでなく、子どもの心を深く傷つけることになりかねない」と訴え。
2メートル程度の距離を確保でき、子どもたちにきめ細かな対応ができる「1教室20人以下」の実現へ、教職員を増やすよう求めています。
同プロジェクトの保護者有志は都議会各会派にも要請。
日本共産党の星見てい子(都議会文教委員長)、斉藤まりこ両都議が懇談し、「みなさんの声を受け止め、国や自治体に少人数指導・学級の実現を求めていきたい」(星見氏)と激励しました。
(2020年8月28日付「しんぶん赤旗」より)