「安倍政治を転換するため、総選挙勝利へ全力をつくす」――。
日本共産党の志位和夫委員長、東京の衆院選比例区・小選挙区候補が勢ぞろいした8日の東京都新宿駅西口での街頭演説で、比例候補を代表して笠井亮衆院議員、小選挙区候補を代表して池内さおり12区候補(比例候補)が訴えました。
池内氏は、安倍首相が侵略戦争と植民地支配を美化する歴史逆行と排外主義を持ち込み、国民の中に分断をつくってきたことなどを批判。
「総選挙で安倍政治にけじめをつけ、終わらせよう。差別や分断でなく、政治が人と人をつなぐ言葉になるように全力を尽くす」と訴えました。
笠井氏は、一斉休校、アベノマスク、「GoToキャンペーン」など、コロナ禍で安倍自公政治の行き詰まりが露呈したと指摘。
その上、国民に自助、共助を強調しているとして「この政治を共産党躍進と野党共闘勝利でチェンジしよう」と呼びかけました。
聴衆から節々で「そうだ」の声が起きました。
墨田区の男性(78)は「安倍首相は桜を見る会の疑惑でもだましまくって、逃げまくって、終わりにしようとしている。野党連合政権をつくって、共産党が内閣に入らないとだめだ」と力説。
新宿区の女性(69)は「年金暮らしで生活不安から逃れられない。貧困と格差をなくしてほしい。共産党は本当にいい政策なのになんでもっと支持が広がらないのか、もどかしい。総選挙で躍進してほしい」と話しました。
通りがかりで演説を聞いた神奈川県の男性(70)は「私は保守の人間だが政治を私物化している自民党政治は異常だ。弱者に寄り添った政治をしてほしい。共産党は主張が終始一貫しているところがいい。今こそ共産党と一緒になって根本的に政治を変えるべきだ」と話しました。
(2020年9月9日付「しんぶん赤旗」より)