日本共産党東京都議団は11日、新型コロナウイルス対策で検査・医療・保健体制の充実を求めて、小池百合子知事、藤田裕司教育長宛てで都に申し入れを行いました。
白石たみお、藤田りょうこ、斉藤まりこ、原のり子の各都議が参加。
福祉保健局感染症対策部の中川一典、中島真弓の両氏が応対しました。
都議団は、10日に都がコロナ感染状況の警戒レベルを1段階引き下げたものの、同日の陽性者数が276人になったことを示し「感染増加に強い警戒が必要だ」と指摘しました。
その上で、
▽重症化リスクの高い高齢者・障害者施設での検査支援策は重要だが、対象を全ての福祉施設、医療機関、学校に広げること
▽インフルエンザ流行期にインフルエンザと新型コロナの双方を診療・検査できる体制づくり
▽検査能力の1日1万件の目標の大幅引き上げ
▽疲弊した医療現場への財政も含めた支援を強めること
などを求めました。
都は「体制の整備について、医療、検査、保健所の支援のいずれも大切だと思っています。きちんと取り組んでいきたい」と応じました。
(2020年9月12日付「しんぶん赤旗」より)