東京都の日本共産党西多摩・青梅地区委員会と同後援会連絡会は22日、羽村市で田村智子参院議員・副委員長を招き、党を語る集いを開きました。
田村氏は冒頭、「政権交代を成し遂げる総選挙にするため、日本共産党を大きくしたい」と決意を述べました。
国会を3日で閉じた菅首相が、コロナ禍に直面する国民に「まず自助」などと求めていることを批判。共産党がめざす政権は、自己責任の押し付けではなく、「命と暮らしを守る温かい政府だ」と語り、その政府が行う“仕事”を紹介しました。
社会保障では、医療・介護の拡充や、保健所など暮らし直結の公務を手厚くすることなど、自身の介護経験も交えて話しました。
経済では、コロナ禍で“アベノミクス”が立ち往生する中、国民の懐を温めること抜きに経済は回らないことが証明されたと指摘。そのための消費税減税が野党の一致点になりつつあると述べました。
外交・防衛問題では「敵基地攻撃能力」保有の危険を指摘し、「米国や中国、どんな大国にも道理を尽くしてものを言う政府こそ危機に強い。そういう政府を政権交代でつくろう」と訴えました。
参加者の質問に答える中で、政策委員長を「時代の要請だ」と引き受けたことを振り返り、「世の中を変えるためには自分を変えることが必要です。そのために踏み出す一歩が必ず社会を変えていきます」と強調。「皆さんにも“時代の要請”があります」と心から入党を呼びかけました。
(2020年9月23日付「しんぶん赤旗」より)