現地では大深度地下を巨大なシールドマシン(掘削機)で掘り進む工事が行われています。住宅では外構の壁面がはがれて崩れる、亀裂が生じる、敷地と道路のL字構との間が広がる、などの被害もおきています。
宮本、山添氏らは一帯をまわり被害状況を確認、水を入れたペットボトルを支柱において振動を確かめるなどしました。住民は「家のなかにいると振動で具合が悪くなるほど」「シールドマシンが通過するかなり以前から振動を感じ、下から突き上げるような振動があったという声も出ている」「被害は2本のトンネルのうち片方の工事によるもので、近くもう1本の工事も行われ不安」などと口々に語りました。
両氏は「大深度地下での工事は地上への影響は生じないとして住民の同意もなくすすめられてきたもの。調査と原因究明、対策が求められており、工事は停止すべきだ」などと語りました。
(2020年10月7日付「しんぶん赤旗」より)