差別も分断も、終わりに
足立区議会で、自民党区議が同性愛が広がれば「足立区が滅ぶ」という趣旨の発言をした。あまりの酷さ!「これはアウト」と私もツイート。同性カップルが自分たちの写真をTwitterに投稿し「#私たちはここにいる」と抗議は今も続いている。
誰かを真剣に愛することで滅んでしまうような世界なら、とうに地球は無くなっているだろう!
より良く生きたい。自分のセクシャリティを語りながら社会の変化を求める当事者の決断と勇気は想像を絶するものがある。存在の証明であり、まさにPRIDE(尊厳)の声。
そしてこの声は、政治を動かしてきた。同性パートナーシップ制度は59の自治体で実現。利用するカップルは一千組を超えた。全国五つの地裁で「結婚の自由をすべての人に」と、同性婚実現を求め、国を相手に裁判がたたかわれている。
差別は許されない。自民党の責任は重大だ。謝罪や辞職をせず行動を変えないなら、自民党全体が差別を容認する政党だということだ。差別や分断をまき散らす政治を、野党連合政権樹立で終わらせよう!
(2020年10月10日付「しんぶん赤旗」より)