「しんぶん赤旗」の「衆院比例候補 明日をひらく」に掲載された池内さおり・比例東京ブロック候補の記事を紹介します。
「政治は誰がやっても同じだとあきらめるのは終わりにしよう。個人の尊厳守り、暮らし最優先へ。正義や信頼が尊重される政治をつくりたいと言っている私がここにいます。日本共産党がいます。今度こそ総選挙で決着を」―雨天つく熱い訴えが、かさを差した会社員を振り向かせ、近隣の肉屋の主人の手を止めます。聴衆からは「あぁ元気もらえる」。
衆院議員だった激動の3年間、忘れられないのは安保法制採決前夜、国会を包囲した市民の姿です。「あの時のドラムの音が節目節目で耳によみがえる」
解体工事から市民参加でつくった事務所を構え、全国の市民や地元の他党議員らとの対話と共闘を重ねてきました。政権交代めざす今、「国会に戻って国民本位の政治の先頭に」(山口二郎法政大学教授)と、超党派の期待が寄せられます。
培ったつながりでコロナ禍の声を聞き、虐待などで居場所がない少女たちに10万円の給付金が直接渡るよう実現。脆弱(ぜいじゃく)な立場の人ほど困難に陥り、社会や家庭での構造的差別にあえいでいます。
「この国の女たちの地位向上に執念があります。日本軍『慰安婦』問題を心底から反省できる政治をつくると同時に、名もなき性暴力被害者の声を国会で明らかにしていきたい」
安倍政治は日本に住む人々の尊厳や生活、政治への信頼を痛々しく傷つけ続けてきました。それを引き継ぐ菅政権を倒し、痛み癒やす“誰も置き去りにしない政治”へ、まっすぐ頑張り抜く決意です。
いけうち・さおり 松山市生まれ。中央大学法学部卒。2014年から衆院議員1期。党都委ジェンダー平等委員会責任者。