横田地区の撤去を求める西多摩の会は18日、今月末から始まる日米共同統合実動演習「キーン・ソード21」を前に、基地強化反対、基地撤退を訴える座り込み行動を、東京都福生市の同基地近くの公園で行いました。座り込みは2009年4月から毎月実施し、139回目。約100人が参加しました。
26日からの演習では、横田基地配備の米空軍C130J輸送機で自衛隊部隊がパラシュート降下訓練を実施。米軍と航空自衛隊の輸送機を使い、物資を嘉手納基地(沖縄県)へ輸送する訓練を行います。
高橋美枝子代表は、静岡県の東富士演習場での米海兵隊の実弾砲撃演習に横田基地から500人が向かったことなどにふれ「日米一体の戦争するための演習で横田基地はもちろん、日本全体がひどいことになっていて、許せない。横田基地をなくし、戦争への道をストップさせたい」と訴えました。
参加者は「14日に、わが家の上を42回も低空飛行した。住宅地の上空でオスプレイやC130輸送機が訓練するのは横田基地だけだ」と訴えました。
練馬区から参加した男性(27)は「オスプレイが配備されてから、低空飛行や落下事故が増えています。私たちの生活をおびやかしている基地をなくしたい」と話していました。
(2020年10月21日付「しんぶん赤旗」より)