都立病院の独法化やめよ/藤田りょうこ都議

質問する藤田都議=23日、都議会公営企業会計決算特別委員会分科会(写真提供:しんぶん赤旗)

感染症対応、重要な役割

都議会公営企業決算特別委

日本共産党の藤田りょうこ東京都議は23日の都議会公営企業決算特別委員会分科会で、「都立病院が新型コロナウイルス感染症への対応で、重要な役割を果たしてきた」と述べ、地方独立行政法人化の中止を求めました。

都立病院は2~3月の感染拡大時、コロナ病床を15床から121床、4月には441床に拡大しました。都病院経営本部の担当部長が「施設状況や都内の感染状況を踏まえて病床を確保した」と答えたのに対し、藤田氏は「都自身が直接運営する都立病院だからこそ、柔軟に病床の確保が行える」と強調。医療用機材の確保も、補正予算編成や2019年度予算の未執行額の活用で、機動的に対応できたと強調しました。

藤田氏は、普段から病床運用や人員配置をぎりぎりの状態にすると、新興感染症への対応が困難になることがコロナ禍で明らかになったと指摘。都立病院の体制強化と、独法化の中止を求めました。

(2020年10月24日付「しんぶん赤旗」より)

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