日本原水協よびかけ
原水爆禁止日本協議会(日本原水協)が広島・長崎の被爆者や各界各分野の代表、著名人らに呼びかけた「唯一の戦争被爆国 日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」のスタート集会が29日、東京、広島、長崎で同時に開かれました。日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める一点での国民的合意を集め、日本政府に提出するとしています。
スタート集会までの呼びかけ人126人の中には、カナダ在住の被爆者・サーロー節子、音楽家の坂本龍一、田中眞紀子元外務相、作家の平野啓一郎の各氏らが名前を連ねています。
東京都内の集会は、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳(てるみ)代表委員をはじめ、全労連の小畑雅子議長、ピースボートの川崎哲共同代表らが参加。田中氏は「核兵器禁止条約が1月22日に発効することが決まり大変うれしい」と語り、「日本政府が署名・批准しないことは恥ずかしく、憤りを感じる。この署名は、日本の核政策を変える力になる」と語りました。
俳優の宝田明さんや広島平和文化センター元理事長のスティーブン・リーパーさんらがビデオメッセージで「日本が批准し加盟することは当然の義務です」と訴えました。
笠井亮衆院議員があいさつ
日本共産党の笠井亮、本村伸子の両衆院議員が、「条約に参加する政府をつくろう」とあいさつ。「沖縄の風」伊波洋一参院議員、れいわ新選組・山本太郎代表がメッセージを寄せました。
(2020年10月30日付「しんぶん赤旗」より)