東京都の「多摩メディカルキャンパスを良くする会」は14日、国立市のJR国立駅南口で、「都立・公社病院の地方独立行政法人化を中止し、医療サービスの充実を求める」新しい請願署名を呼びかけました。
同会の代表や、「都立病院の充実を求める連絡会」の代表委員らが「新型コロナウイルスに対応するほど病院は減収になり、経営していけなくなる。都内のコロナ対応病床の3割は都立・公社病院。都立でなくなれば、効率・採算優先でコロナ対応も担えなくなる」「都立神経病院は神経難病の全国的にも貴重な専門病院。厚生労働省は再編統廃合の対象としたが撤回すべきだ」と訴えました。
通りかかった人に「都立病院が都立でなくなろうとしています。ご存じですか?」と声をかけると、「えっ、本当ですか?」という驚きの声が上がりました。
多摩総合医療センターに通院したという女性は「コロナ対応を都立のままで頑張ってほしい」と話しました。
(2020年11月17日付「しんぶん赤旗」より)