東京外環道のトンネルエ事地の直上での陥没事故をうけ、同様の工事が計画されているリニア中央新幹線について、日本共産党の山添拓参院議員、香西かつ介衆院東京3区候補、住民運動関係者らは12日、国交省から説明を聞き、同省やJR東海の対応をただしました。沿線の区市議が同席しました。
外環道は大深度地下をシールド機で掘進する工事がすすめられ、先月18日に調布市内で地表の陥没がおきました。リニア新幹線も首都圏などでは大深度地下で同じ工法で事業が行われる計画です。
参加者は、陥没について有識者も工事との関係に言及していることや、外環工事では河川での気泡の噴出などが相次ぎ国などもシールドエ事によるものと認めていることを指摘。「地上への影響は生じない」とした大深度地下使用の前提が崩れており、リニア新幹線についても見直し・中止を求めました。また外環では行われている家屋の事前調査がリニアでは行われないことをただしました。
同省鉄道局の担当者は、陥没は調査中で情報を収集し、JR東海を指導したいとのべ、家屋調査についてJR東海は外環の事象をうけ検討していると答えました。またシールドエ事は来年度開始予定で、説明会を行う予定と説明。参加者は、従来から計画されているものではなく、外環の事態をうけ説明をと求めました。
(2020年11月21日付「しんぶん赤旗」より)