日本共産党の衆院東京選挙区の20代候補3人が12日、民主青年同盟東京都委員会と党東京都青年・学生後援会、JCPサポーター東京学生連合が共催したトークイベントに参加し、政治への思いを語り合いました。同日、ネット配信されました。
西之原修斗(11区)、太田彩花(16区)、吉川ほのか(24区)の各候補が出演し、香西克介候補(3区)・都委員会青年学生副部長が司会をしました。
反戦の道を引き継ぎたい
西之原氏は、共産党から立候補した思いについて「戦前から戦争反対を貫き、憲法9条を守り生かす責任を歴史的に果たしてきた先輩党員の歩んできた道を引き継ぎたい」と語りました。また、自公政治のもと長時間労働や生活の経済的基盤が担保されておらず文化や芸術、スポーツを楽しむ環境が奪い取られていると批判。「自分の才能を発揮できる社会にしたい」と話しました。
人間らしく働ける法律を
太田氏は、自身が非正規労働者として苦しい生活をしてきたと述べ、低賃金やパワハラなどの社会問題が根本的に解決をしていないと指摘。「(いまだに)学歴や根性などの個人の問題にすり替えられています。法律を作り人間らしく働ける労働のルール、正社員が当たり前で、安定した雇用の実現を当事者として取り組みたい」と話しました。
学生を応援の政治に転換
吉川氏は、安保法制反対の運動など、さまざまな市民運動に共産党の人たちの姿があったと述べ、「要求から運動を起こしていく議員がたくさんいるのが共産党。500万円の奨学金を返済している当事者として、学費無償化や奨学金問題を解決し学生を応援する政治に転換したい」と力を込めました。
3候補は最後に、同世代へのメッセージとして「2021年は青年にとっても、多くの人にとっても新しい社会を切り開いた年にしたい」(西之原)、「政治の話は暮らしの話です。難しくありません。切実な声を私たちに届けてください。その声を受け取り、国民の声が政治に届く社会にしていきたい」(太田)、「あなたと一緒に私は、政治を変えたい。政権交代まであと一歩のところまで迫ってきています。青年の要求実現できる明るい政治を野党連合政権で実現したい」(吉川)と呼びかけました。
田村智子副委員長が国会報告し、民青同盟が行ったコロナ禍での活動を香西氏が紹介しました。
(2020年12月15日付「しんぶん赤旗」より)