「しんぶん赤旗」の「選挙のページ」に掲載された衆院東京16区候補・太田彩花さんの記事を紹介します。
悩みや苦しみ無視させない
日本共産党の太田彩花衆院東京16区候補は3日、江戸川区内をまわり 「新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの非正規で働く若者や女性が首を切られています。コロナで生活の糧が失われないように、そして雇用は正社員が当たり前の社会の実現に向けて頑張ります」と訴えました。
希望持てる社会へ
太田候補は25歳で選挙に初挑戦。特に若者や女性の労働問題を解決したいとの思いを胸に、昨年9月に立候補を表明しました。自分自身がブラック企業で働いて苦しい思いをしてきました。演説では「自己責任を押し付ける政治の中で、私も人生に希望が見いだせずにいました。そうした人は周りにたくさんいます。だからこそ、悩みや苦しみがまるでないものにされるような政治を変えるために皆さんの切実な声を国政に届けたい。共産党を躍進させて、希望を持って生きられる社会をつくりましょう」と力を込めます。
太田候補は、宣伝のほか、対話、つどいなどに取り組んでいます。コロナの影響で苦しむ学生や青年を支援する活動にも参加し、直に声を聞きました。「昨年と比べて、演説していると声援を送ってくれる人もたくさん現れ、こちらに注目してくれる人たちが増えている」と言います。3日の演説中も、笑顔で手を振る人や「頑張って」と声をかけられる場面がありました。
「理不尽とは闘う」
太田候補はまた「女性ということで私も性被害を受けてきたし、友人にも性被害を受けた人がいます。結婚しても、女性ばかりが家事育児を押し付けられています。女性が安心していきいきと生きられる社会をつくりたい」と強調します。
ツイッターで政策や自分自身の思いを活発に発信しています。森喜朗・東京五輪組織委員会会長の「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」という女性蔑視暴言については「自分の意見を出さず他人に忖度(そんたく)して早く終わらせるのが立派な会議とでも?」「小心者だった私ですけど、理不尽とは闘い、意見はちゃんと言います」とコメント。これに対して「太田さんのような若い世代の声が大切。どんどん発言して」とのメッセージが寄せられました。
江戸川区の民青同盟で太田候補と活動している女性(24歳・会社員)は「仕事で男女間の不平等を感じることはあるので、太田さんが女性の働き方について訴えていることはすごく大事だと思っています。これをきっかけに男女間の不平等だけじゃなく、さまざまな不平等がなくなる社会になってほしい」と言います。総選挙については「若い太田さんが立候補するので、同じ世代に『政治は自分たちの身にふりかかることなんだよ』と伝えられるような活動ができたらいいなと思っています」と語りました。(井上拓大)
(「しんぶん赤旗」2021年2月8日付より)