東京都議会総務委員会で15日、核兵器禁止条約への参加・批准を求める請願が審査され、日本共産党、立憲民主党、生活者ネットの都議が「採択すべきだ」と主張しましたが、都民ファーストの会、自民党、公明党の反対で不採択となりました。
請願は原水爆禁止東京協議会(東京原水協)が提出したもので、
▽日本政府は、条約への参加を表明すること
▽国会は、条約を批准するための審議を行うこと
―を求めています。
共産党都議団を代表して意見を表明した原のり子都議は「唯一の戦争被爆国として核兵器禁止条約に参加し、核保有国にも参加を呼びかけていくことこそ核兵器が違法となった新しい世界において日本が果たすべき役割ではないか」と述べ、請願を採択するよう訴えました。
(「しんぶん赤旗」2021年2月17日付より)