青年の声で政治を変えよう
日本共産党の沢田しんご衆院東京13区候補は「低賃金、高学費、ブラック企業など青年に苦難を強いる状態が長く続いています。総選挙で共産党を躍進させ、抜本的に切り替えていきましょう」と選挙区の足立区をまわり訴えています。
総選挙への立候補は2回目。民青同盟、日本共産党の専従を務めるなかで、青年実態調査や、長時間労働や高学費に苦しむ青年と対話を重ねる活動を続け、問題解決に向けて尽力してきました。
学生への支援訴え
「ブラック企業実態調査をしたことがありますが、ブラック企業で働いている人の数は膨大で、多くのうつ病で倒れる人や働きすぎで体がボロボロになる人に出会ってきました。これは政治の『実害』です。命に関わる労働問題の解決は、第一義的に考えないとダメだと思っています」。
新型コロナウイルスの危機が広がるなか、沢田候補は昨年9月から、民青同盟が行っている学生向けのフードバンク活動にほぼ毎週参加し、相談・支援に取り組んでいます。
ある学生は、コロナ危機の影響で父親が仕事を失い、学費を自身で稼がざるをえなくなりましたが、バイトと学業の両立も困難となり「自分は何がしたいのか、もうわからなくなった」と希望を失った心情を沢田候補に語りました。他にも「大学に一度も行っていないのに例年通りに学費を払わないといけない」、「飲食店のバイトを失った」などの声が寄せられています。
沢田候補は、学生が利用できる支援制度を伝えるなどの対応をしています。
沢田候補は演説では、こうした学生の実態を紹介。「コロナ禍で6人に1人が退学・休学を検討している状態で、学生支援はまったなしです。学費は半減し、困っている人は誰でも使える給付制奨学金を実現するべきです」と訴えています。
「本気の力感じる」
民青同盟で活動し、困窮する学生支援にとりくむ大学3年生の女性(21)は、野党がこれまでも最低賃金1500円やジェンダー平等の実現、教育予算拡充などの政策で合意してきたことを挙げて「日本社会に直面する困難を本気で解決しようという力を感じる」と語ります。「野党共闘にイニシアチブを取る共産党が伸びてほしい。私たちの身近な問題といえば、学生の貧困や高学費、ブラック企業です。沢田さんはこうした問題の解決のために学生時代から取り組んできた人で、ぜひ当選してもらいたいと思っています。私も一緒にできることをしていきたい」と話しました。
(井上拓大記者)
(「しんぶん赤旗」2021年2月22日付より)