許認可権ゆがめられた疑い/NTT接待問題 山添拓議員が追及

山添拓 参院議員

参院予算委

日本共産党の山添拓議員は5日の参院予算委員会で、総務省幹部がNTTから高額接待を受けていた問題を取り上げ、総務省が持つNTTグループへの許認可権がゆがめられた疑いをただしました。

山添氏は、谷脇康彦審議官が接待当時、NTTグループの案件の許認可をする側にいたことを指摘。接待時には、菅義偉官房長官(当時)が携帯料金4割値下げを主張していたことをあげ、「(会食で)どんな話をしたのか」とただしました。

谷脇審議官は「NTT法に基づく役員の認可等の決裁ルートに乗っていた」と述べ、NTTグループへの認可権をもっていたことを認めました。また、谷脇審議官は、会食時の話題について「携帯電話についての競争促進が必要との自説を述べた」としながら、「会食したこと自体が、携帯電話市場の改革に関する議論に影響を与えたことはない」と答えました。

山添氏は、谷脇審議官が携帯の規制緩和を進めながら、利害関係者から高額な接待を何の問題意識もなく受けていたことを厳しく批判。度重なる接待の全容を徹底解明するよう主張しました。

(「しんぶん赤旗」2021年3月6日付より)

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