女性 政策決定の場に
日本共産党は8日、東京・JR新宿駅西口で、同日の「国際女性デー」に連帯する街頭宣伝を行いました。すべての政策にジェンダー平等の視点を貫ける政権交代の実現を目指し、倉林明子ジェンダー平等委員会責任者・参院議員と井上哲士参院議員、坂井和歌子衆院東京ブロック比例代表予定候補が演説しました。
倉林氏は、森喜朗前五輪組織委員会会長の女性差別発言について、「世界でもあ然とした人は多かったのではないか」「”わきまえて”声を押し殺すのではなく、いま声を上げて、このジェンダー後進国の日本を改善するときではないでしょうか」と主張。日本のジェンダーギャップを悪化させてきた要因について「日本は女性の国会議員の数が少なすぎる」と指摘し、「女性がさまざまな意思決定の場に参加して、発言をすることがジェンダー平等の大きな一歩になる」と訴えました。
井上氏は、日本のジェンダーギャップ指数が153カ国中、121位と世界各国から大きく遅れていることに触れて、「世界は解消に向かっているのに、日本ではいまだ根深く女性差別がある。政権交代を目指し、こんな政治を皆さんと一緒にスクラムを組んで変えていきたい」と決意を述べました。
坂井氏は、コロナ禍での女性の過酷な状況に対し「(政府が)どれだけ向き合ってきたのか」と批判し、「女性の皆さんと手をつなぎ、ともに歩んでいきたい」と連帯を表明しました。
小雨が降るなか、立ち止まって演説に聞き入り、賛同の拍手をおくる人の姿が見られました。
(「しんぶん赤旗」2021年3月9日付より)