日本共産党東京都議団(大山とも子団長、18人)は2日、都立学校などの卒業式・入学式で「君が代」のCD演奏を強制しないよう藤田裕司都教育長宛てに申し入れました。
都教育委員会は昨年12月、新型コロナウイルス対策として「君が代」斉唱を行わない代わりに、参加者を「日の丸」に向かって起立させ「君が代」のCD演奏を求め、教職員が従わない場合は処分対象にすると通知しました。
申し入れでは、コロナ対策で子どもの成長を喜び合うプログラムを中止・簡略化する中、「君が代」だけは実施させるのは問題だと批判。教職員に処分を振りかざして強制することは、思想・良心の自由に反すると強調しました。
その上で、
▽通知を撤回し、式典内容は学校の判断に任せる
▽「君が代」演奏時に起立しなかった教職員を処分しない
▽「日の丸・君が代」強制の2003年10月23日付通達を撤回する
―ことを求めました。
都教育庁の増田正弘指導部長、浅野直樹人事部長は「通知を撤回するつもりはない」と答えました。
(「しんぶん赤旗」2021年3月10日付より)
⇒申し入れ詳細はこちらから「卒業式・入学式において君が代のCD再生を強制しないことを求める申し入れ(共産党都議団HP)」