日本共産党の、とや英津子東京都議は12日の都議会予算特別委員会で、少人数学級を独自に拡大するよう小池百合子知事と都教育委員会に迫りました。
とや氏は、昨年の分散登校で「子どもたちをきめ細かく見ることができた」「不登校気味の子が学校に通えた」という教員の声を示し、「少人数の方が子どもたちに良い教育ができる」と拡大を求めました。
藤田裕司教育長は、学級規模の縮小で「学習・生活指導で良い影響をもたらした」と認めました。
とや氏は、コロナ禍で文化芸術関係者が大きな打撃を受けていることについて、「演劇緊急支援プロジェクト」の調査で寄せられた「仕事がなくなり、自分自身が存在している価値がないように思え、死にたくなった」など悲痛な訴えを紹介。「文化芸術に携わる方すべてが対象となる、減収補填(ほてん)や固定費支援が必要」と求めました。
野間達也生活文化局長は「幅広い芸術文化の担い手であるアーティストやスタッフの支援は重要」と答えました。
とや氏はまた、東京大空襲(1945年3月10日)の遺族の思いや活動を紹介。平和の大切さを発信する平和祈念館の建設に踏み出すよう知事と各会派に呼びかけました。
小池知事は「戦争の記憶を語り継ぎ、平和の大切さを伝えていくことは重要」と答えました
(「しんぶん赤旗」2021年3月16日付より)