日本共産党の白石たみお都議は9日の都議会予算特別委員会で、都立夜間定時制高校の廃止計画撤回を求めました。
小池百合子知事のもとで雪谷、江北の2校の募集停止に続き、立川、小山台の2校の廃止が計画されています。
白石氏は、夜間定時制は、以前と比べても困難を抱えた生徒が増えていること、コロナ禍で保護者の経済状況が悪化していることからも役割がますます重要になっていると廃止撤回を求めました。
小池知事は、夜間定時制は不登校経験者、外国人などの学びの場であり、きめ細かい指導を行う重要な役割を果たしていると答弁。また「存続を求めるなどさまざまな意見があることは承知している」と答えました。藤田裕司教育長は小山台高校の多文化理解の教育を「重要」、立川についても「個々の生徒に応じたきめ細かい指導をしている」と評価する答弁をしました。
(2021年3月24日付「しんぶん赤旗」より)