「おとなの都合や学校の制度・設備の事情で、学びたい子どもが学べないのはおかしい」
里吉ゆみ予定候補（53）のこの思いの原点は、小学校教諭として児童をわが子のように大切にした両親の姿です。
通学時にも、たんの吸引など医療的ケアが必要な児童が特別支援学校に通いづらい問題を都議会で繰り返し質問。2018年からの都の専用スクールバス導入を実現しました。
特別支援学校の教室不足解消、小学校の35人学級、私立高校の入学金無償化など、すべての子どもの学ぶ権利の保障を求めて奮闘しています。
元大東学園高校校長で区内在住の池上東湖さん（78）は「私立高校の授業料無償化で頑張っていただき、年収910万円未満の家庭に広がりました。入学金無償化などに向けて引き続き頑張ってほしい」と期待を寄せます。
20年からは政策調査委員長代理に。21年度予算案の組み替え提案の責任者を務め、記者会見で「予算の2.3％を変えるだけで、暮らしを守るためにこれだけのことができる」と力を込めました。
世田谷区は里吉氏のほかに自民4、公明1、都民ファースト2、立民2、国民民主1、生活者ネット1、維新1と、有力13人がひしめく大激戦です。
（2021年4月6日付「しんぶん赤旗」より）
