共産党伸ばし命守る政治に
都議選の告示(6月25日、投票7月4日)まで2カ月半。3月都議会の閉会とともに各陣営とも事実上の選挙態勢に突入し、「自民・公明・都ファ」と「日本共産党・市民と野党の共闘」勢力とのたたかいは、どの選挙区も激烈です。日本共産党はコロナ禍から命と暮らしを守る都政にするために何としても勝ち抜こうと9日、新宿駅西口に予定候補27氏が勢ぞろいし、小池晃書記局長とともに「日本共産党の躍進で東京から政治を変えよう」と気迫を込めて訴えました。
新宿駅前には、大型宣伝カーが2台連なり、27氏の名前が書かれた垂れ幕がずらり並び、道行く人の目を引きます。この模様はインターネットでライブ配信され、多くの人が視聴。街頭宣伝での模様や各予定候補の訴えはツイッター(短文投稿サイト)などSNS(会員制交流サイト)でも拡散されています。
宣伝カーの上で都議予定候補がマイクをリレー。白石たみお都議(品川区)は、「痛みが分かる、だからたたかう」との政治家としての原点ともなった、都立夜間定時制高校を卒業した経歴に触れ、「誰もが生きる権利、幸せになる権利、学ぶ権利があることを、私は得ることができた」と強調。コロナ禍で浮き彫りになった「弱い者がより弱くなり、置き去りにされる政治を今度の都議選で変えよう」と力を込めました。
小池氏は都議予定候補27氏について「だれもが都政を変えたいという情熱にあふれ、すぐに都議会で活躍できる実力派ぞろい」と紹介。「必ず全員勝利をかちとり、来たる総選挙で市民と野党の共闘で菅政権に代わる新しい政治をつくろう」「都議会野党第一党の共産党を伸ばし、東京から政治を変えよう」と訴えました。
小池氏は菅政権が週明けから「新型コロナまん延防止等重点措置」を東京都などに発令することについて、「やるべきことをやらなかった責任は重大」と批判。都もコロナの検査に消極的で、独立行政法人化で都立病院つぶしをねらい、雇用や営業への補償も国の施策の枠を一歩もでないとして、「菅政権と小池都政は全く同じ」「この都政を支えているのが自民、公明、都民ファーストだ」と指摘しました。
小池氏はまた、共産党都議団が繰り返し、検査拡大、医療機関への減収補てんなどを求め、検査拡大へ都の態度を変化させている実績を紹介。共産党の躍進で▽コロナから命と暮らしを守る都政▽大型開発優先から福祉を支えるまともな都政▽個人の尊厳とジェンダー平等を進める都政―への三つの転換を実現しようと呼びかけました。
21日に演説会を配信
日本共産党都委員会は、志位和夫同党委員長が訴える演説会を21日午後6時半からオンライン配信します。都内の衆院選、都議選予定候補が紹介されます。視聴はユーチューブの日本共産党東京都委員会チャンネルで。