日本共産党の原田あきら都議は25日、杉並区内で都政報告を行い、来たる都議選(6月25日告示、7月4日投票)での党の躍進を訴えました。
原田氏は、都の新年度予算案に新型コロナ検査体制の抜本的な強化が含まれない中、党都議団が高齢者などへの「守り」の検査と感染の傾向をつかむ「攻め」の検査を要求したと説明。都は、予備費などを活用し都独自の検査予算を付けたと報告しました。
また、小池百合子都政が感染症、難病、障害者医療などを担う都立・公社病院の独立行政法人化を狙う一方で、海外富裕層向けに医療を提供する「医療ツーリズム」を狙っていると批判しました。
原田氏は、2度の党都議団躍進で、認可保育園の増設やエアコン設置などが実現し、補聴器の購入費補助や国保料の負担軽減なども提案していると言及。
「政治の危機を乗り越え、暮らし福祉充実のために財源を生かしたい。共産党に力を貸してください」と訴えました。
参加した女性(76)は「都政が後手後手の中、共産党の提案や正論が通らざるを得なくなっている。何としてでも、原田さんを当選させたい」と話しました。
(2021年4月28日付「しんぶん赤旗」より)