日本共産党の山添拓参院議員は8日、東京都文京区で、福手ゆう子都議候補、ほその真理衆院東京2区候補とともに、都議選、総選挙勝利を訴えました。
山添氏は、政府が自らのコロナ対策の検証もなく緊急事態宣言を漠然と延長したことを批判した上で、五輪を特別扱いして開催に固執していることを批判。「国会でも都議会でも五輪中止を掲げる唯一の党、共産党の都議選、総選挙勝利を勝ち取ろう」と訴えました。
山添氏は、コロナ対応に集中すべきなのに、国会でこれと逆行する高齢者医療費2倍化法案、病床削減法案を進めていること、都政では都立・公社病院を独立行政法入化して”稼ぐ医療”に変質させようとしているこを「政府が果たすべき役割をはき違えている」と批判。その最たるものが国民投票法改定案だとして、菅義偉首相が「憲法に緊急事態条項がないとできないコロナ対芯があるのか」と問われ、答えられなかったことを指摘し、「いま求められているのは改憲ではない。憲法を生かし、コロナから命と暮らしを守る政治こそ必要だ」と訴えました。
福手氏は医療従事者としての経験から「命を守る政治が私の原点。今回は必ず勝利する」、ほその氏は「コロナで若者、女性が希望を持てない。この転換を」と訴えました。
演説を聞いた女性(79)は「コロナで苦しんでいる人が大勢いるのに、なんで救えないの。政治を変えたい。頑張る」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2021年5月9日付より)