「東京都議選で、宝の議席、白石たみお都議の3選必ず」―。日本共産党品川地区委員会は15日、同区内でオンラインも使って決起集会を開きました。
小池晃書記局長は、党都議団政調会長でもある白石都議の、抜群の論戦力と議席の値打ちを訴えました。
一つは、都心を低空飛行する羽田新ルート問題です。自民、公明、都民ファーストが新ルートを推進する中で、白石氏が騒音実測値の隠蔽(いんぺい)、危険な着陸角度変更、住民に対するクレーマー扱い、「固定化回避」のための検討会の欺瞞(ぎまん)など、毎回の都議会で徹底的に取り上げ、追及してきたことを紹介しました。
二つ目は、都立・公社病院の独立行政法人化の問題です。小池氏は、都が独法化に関して、外国の富裕層を呼び込む「医療ツーリズム」を狙い、都民のための公的な医療を“稼ぐ医療”に変質させようとしていることを白石氏が鋭く批判し、都を答弁不能に追い込んだことを語りました。
三つ目は、道理ある提案で都政を動かしてきたことです。白石氏が、新型コロナの検査拡大に後ろ向きな小池百合子知事の姿勢をただし「戦略的検査に取り組む」と方針を転換させたことや、定時制高校をなくす動きについて自ら学んだ体験をもとに、その役割を知事に問いかけ「不登校、外国人の学びの場としても、社会的自立を促す重要な役割を果たしている」という答弁を引き出したことなどを紹介。「品川の宝、東京の宝の議席を必ず守り抜こう」と訴えました。
また、小池氏は菅義偉政権が外国人の人権を踏みにじる入管法改悪を進め、コロナ禍の中で高齢者医療費2倍化法案、病床削減推進法案を強行しようとしているとして「強権・腐敗・冷酷な政治を、都議選勝利で東京からリセットしよう」と呼びかけました。
白石氏は小池知事が14日の記者会見で五輪開催に固執する態度を示したことについて、「都は都立高校には体育祭中止を指導し、数万人の人的移動が起こる五輪は行うという。説明がつかない」と批判しました。
白石氏は「住民運動と切実な現実に寄り添い論戦を進める。『痛みがわかる。だからたたかう』が私のスローガン。3選を勝ち取る」と力を込めました。
羽田問題解決プロジェクトの大村究代表らが白石氏を応援し、香西克介衆院東京3区予定候補が決意表明しました。
(「しんぶん赤旗」2021年5月16日付より)