練馬区では定数7(1増)を、とや英津子候補(57)=現=をはじめ有力10氏が争う激戦となっています。
とや候補は都議会文教委員長やオリンピック・パラリンピック推進対策特別委員として、新型コロナ感染拡大が止まらない中、あくまで五輪開催にしがみつく自民党、公明党、都民ファーストに対して「いのちと暮らし最優先に」と訴え続けています。
石神井(しゃくじい)公園駅前の宣伝では「オリパラ大会は中止し、コロナ対策に集中すべきです。看護師さん500人をボランティアで動員しろと言う。それでは医療機関がひっ迫している中、守れる命も守れません」と力を込めます。
雇用を守ろう
介護や医療、保育など、生きていくために必要な職業がないがしろにされている現状を告発し「福祉の現場で働く人たちの雇用を守り、環境を改善させ、ケアに手厚い都政をつくりましょう」と訴えると拍手が起きました。
21年度から練馬区で実現させた加齢性難聴の方の補聴器補助制度は、党同区議団や区民とともに署名運動に取り組んできました。実績や活動を伝えるビラを見た人から「どうすれば補助を受けられるのか」と、とや事務所に多くの問い合わせがありました。
地域を訪問し「7月に選挙があり、自民党が3議席を狙っています。共産党の議席を守らせてください」と訴えると、家から出てきた女性が「孫ができてから政治にとても興味が出てきたんです。主婦は毎日怒ってます。政治を変えるには選挙しかないと思っています。頑張ってください」と激励。
理髪店の男性は「いつも同業者から電話がきます。その人は創価学会だけど共産党を応援してる。選挙で共産党に票を入れてくれって。とやさん頑張って」。
対話の飛躍を
定数1増ですが、自民は前回2候補から3候補の擁立を予定し、前回出馬していない維新も候補を擁立。激しい票の奪い合いとなっています。
「日本共産党にNO」などという反共ビラも配られています。
2019年の参院選比例票をみると、共産3万4300に対し、自民は10万で約3倍、公明3万4400、立民5万7200、維新2万4700、都民ファは前回都議選で1位2位を独占。とや候補再選のためには前回以上の得票が求められます。
地区委員会は得票目標5万6千票実現に向けて1日200カ所の音の宣伝、全党員・後援会員総決起で、訪問・対話・支持拡大を飛躍させようと全力をあげています。
(「しんぶん赤旗」2021年5月22日付より)