痴漢ゼロ 実現して/池袋 米倉都議ら訴えに反響

大型ディスプレーを使い「痴漢ゼロの東京を」と訴える(手前右から)池内、米倉、坂井の各氏=22日、東京都・池袋駅前(写真提供:しんぶん赤旗)

「#痴漢ゼロ東京 暴力も差別もないジェンダー先進都市・東京をめざして」と題したトークセッションが22日、東京都豊島区の池袋駅前で開かれ、米倉春奈都議と、池内さおり、坂井和歌子両衆院東京比例予定候補の3氏が語り合いました。日本共産党東京都委員会ジェンダー平等委員会の主催。

同委員会は昨年「痴漢被害アンケート」を実施し、1435人から悲痛な声が寄せられました。坂井氏は、小学生以下の時に初めて被害を受けた人が34.5%にも上ったと指摘。池内氏は「電車に乗ると過呼吸になる」「15年以上、一人で外出していない」などの声を紹介し、被害がその後の人生に大打撃を与えていると話しました。

都議会でアンケートを基に「痴漢被害のない東京を」と小池百合子知事に迫り、被害が深刻だという認識を引き出した米倉氏。性や人権についての学びの場づくりや加害者治療の普及などの課題を挙げ、「対策をみなさんと一緒に実現していくため、(都議選再選で)引き続き都議会に送ってください」と訴えました。

議会の様子などが大型ディスプレーに映し出され、通りすがりや信号待ちの多くの若者や家族連れが注目。立ち止まって話を聞く人の姿もありました。

ツイッターを見て参加した会社員の女性(32)は、ビラ配りにも飛び入り参加。「女性蔑視発言を放置し認めている自民党を放っておくわけにはいかない。共産党都議団は女性の声を反映してくれている。米倉さんに痴漢の対策を実現してほしい」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2021年5月23日付より)

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