八王子市の日本共産党は、新型コロナワクチン接種予約のための支援を行政に求めるとともに実際に困っている人への支援に奮闘。予約ができずにいた人からは「こういう時は共産党だ」との声が寄せられています。
同市は4月上旬に1回目の接種予約を電話とインターネットで受け付けましたが、希望者が殺到し、多くの人が電話もネットもつながらないまま予約が埋まり混乱する事態に。このため共産党には「どうにかして」との要望が多数寄せられました。都議選に立候補するアオヤギ有希子市議は「電話やメールで『予約が取れない』という数多くの声が届きました。『100回電話した』という人もいました」と話します。
市民の声を受けて共産党市議団は、今後の予約受付時は▽ネットや電話回線の増設▽予約が困難な人への支援などを求める要望書を市に提出(4月27日)。これに対し同市は予約支援する場を3カ所設置するなど、予約受け付けの改善へと動きました。
相談が寄せられれば実際に予約手続きを一緒にしています。26日にはアオヤギ予定候補が訪問活動中に対話になった人から「まだ予約できない」との声が。アオヤギ予定候補はその場でスマートフォンを使い予約し、喜ばれました。
共産党由木支部は、2回目の予約日だった2日には高齢の後援会員らを「困っていませんか」と訪ねて予約を手伝いました。由木支部の支部長は「『おたくら(共産党)が来てくれてよかった』と何軒からも歓迎されました」と言います。
由木支部では都議選に向けて「コロナ対策やオリンピックについてどう考えますか」と話しかけ対話を広げています。「今のような状況では中止した方がいい」との反応が返ってくるなど対話がはずみます。対話のなかでワクチン予約の相談が寄せられることもあり、その場合も予約を手伝っています。
(2021年5月29日付「しんぶん赤旗」より)