定数4に対して全員が現職・元職の都議・市議の、有力9人が名乗りをあげる都議選町田市区。朝の町田駅には同時に5、6人の候補者が鉢合わせするほど熱気を帯びています。「6時では場所をとられている」状況です。日本共産党の池川友一都議(36)が、4年前に初めて共産党の議席を獲得。2期目に挑みます。
校則追及質問
石原・小池都政が置き去りにしてきた、子どもの権利を守るために、子ども・若者とともにとりくんできました。
髪形に段差をつける「ツーブロック」を禁止する都立高校の校則追及の質問は、動画が650万回再生され、実際に校則を変えた高校も生まれました。
主権者教育や校則問題で提言を行う、日本若者協議会代表理事の室橋祐貴さんは「間違いなく再選が望まれる議員の一人です」とツイッターでコメントを寄せています。
池川都議は高齢者の切実な声をもとにして都に補聴器購入補助を要求してきました。市内在住の女性(82)は、「補聴器が高くて買えない人もいる。補助をぜひ実現してほしい。私たちの声をすぐ議会に届けてくれる池川さんは本当に頼もしいです」と話します。
都県境を越えるとシルバーパスが使えず、最寄りの神奈川県の駅に出るのに「初乗り運賃」が発生するという切実な問題。改善してほしいという都議会への請願に、町田市選出の都議として唯一賛成。他の議員は背を向けています。
他党も必死です。前回当選が1人にとどまった自民は、議席増を狙って2人を立てポスターを張り巡らせています。前回トップ当選の元都民ファの現職は無所属で、都民ファは現職が府中市から国替え。公明も全国から支持を呼びかけるなど都議選には特別の執念を燃やしています。
遅れ取り戻し
党地区委員会は「現状のとりくみでは定数4人に入れない」と、遅れているポスター張りだしの完了を急ぎ、池川都議の人柄や実績を知らせるパンフを、市内の全戸に匹敵する19万冊作製しました。対話や宣伝に活用しています。
連日開催している、まちかど演説では、「オリンピックは直ちに中止し、コロナ収束に全力集中を」「あなたの“困った”という声から始める。それが政治」「都議選の結果は、国政にも直結。ともに声を上げ、いっしょに変えよう」と訴え。若い世代、子育て世代からの激励が目立ちます。宣伝の様子は日々のツイッターで発信しています。
池川応援の勝手連2021「Uピース」が立ち上がり、パブリックビューイングなどの活動を開始しています。
(2021年6月1日付「しんぶん赤旗」より)