杉並区で30日、青年に向けた街角トークが取り組まれ、日本共産党の原田あきら都議会議員がコロナ対策や五輪などについて語りました。
会場の阿佐ケ谷駅前広場には、都民の政治に対する疑問が書かれたポスターや「VOTE FOR YOUR RIGHTS(権利を守るため投票に行こう)」と書かれた横断幕が掲げられました。広場で休みながら話を聞く人、ビラを受け取り「原田さんご本人ですか?」と注目する家族連れもいました。
原田氏は、コロナ感染拡大が長期化する中、都が五輪の観戦を呼びかけ、イベント会場設営のため代々木公園で樹木が剪定(せんてい)されたことを批判。集団免疫に必要なワクチン接種も進まず、五輪選手を優先することには選手からも反対の声が上がっていると指摘し、「五輪を中止し。コロナ対策に全力を傾けるよう訴えていく」と話しました。
参加者からは「広島県ではどこでも誰でも検査が受けられるのに、なぜ東京ではできないのか」と質問があげられました。
原田氏は、都は1日9万7千件の検査能力があるにもかかわらず、約1万件にとどまっていると指摘。杉並区では駅前無料検査が実現したとし、感染の傾向をつかむ「攻め」の検査の拡充を求めていくと訴えました。
原田氏は、深刻化する医療ひっ迫について、数十年にわたり保健所や病床が際限なく削られてきたことが原因だと指摘。「本当の意味で『都民ファースト』の政治に切り替えるために共産党の力が必要です。大きな力をお貸しください」と支持を呼びかけました。
原田氏の話を最後まで・じっと聞いていた男性(39)は「菅政権は女性やLGBTに対する差別発言を繰り返し、人権感覚が欠如していて、五輪・パラリンピックを開催する能力も資格もない。原田さんは都議会に絶対に必要な人。何としても勝利に押し上げたい」と話しました。
(2021年6月1日付「しんぶん赤旗」より)