日本共産党東京都議団(大山とも子団長、18人)は1日、特別支援学校の寄宿舎指導員を増員するよう、小池百合子知事と藤田裕司都教育長宛てに申し入れました。
都立特別支援学校の寄宿舎では今年度、定年退職で寄宿舎指導員が減ったため、重度重複障害を持つ子どもの宿泊が希望通りできない事例が出ています。
文京盲学校では指導員の減員で、1日当たりの宿泊児童・生徒数を絞らざるを得なくなったり、車で往復5時間をかけて送迎しなければならないため仕事を辞めた保護者が出たりしています。
申し入れでは、全ての児童・生徒が希望通りに宿泊できるようにするため
1)文京盲学校の指導員を直ちに補充する
2)早急に採用試験を実施し、年度途中でも新規採用する
3)都独自に寄宿舎指導員の配置基準を改善し拡大するーことなどを求めました。
都教育庁の浅野直樹人事部長は「国の定数に沿って対応している」と回答。とや英津子都議は「実態を調査し、保護者らの声を聞くべきだ」と強く求めました。
(2021年6月3日付「しんぶん赤旗」より)