杉並区では5日、日本共産党の原田あきら都議が久我山北支部とともに、久我山駅前で宣伝しました。通行人がビラや「しんぶん赤旗」見本紙を次々に受け取り、原田氏に「頑張って」と声をかける人や遠くから手を振る人の姿がありました。
原田氏は、開催が狙われる東京五輪で、海外から渡航してくる関係者が約10万人にのぼり、都内90万人の子どもを動員する計画もあがっていると指摘。「都民の命と暮らしが二の次になり、五輪憲章に真っ向から反する。大義のない五輪は早く中止を決断し、コロナ対策に振り向けるべき」だと訴えました。
さらに小池百合子都知事は1キロメートルで100億~200億円かかる都市計画道路を、区内4カ所を含め、残り1210キロメートルつくろうとしていると指摘。「今こそ五輪や大型開発最優先の都政を改め、私たちの暮らしや福祉に光が当たる都政を。共産党に力を貸してください」と呼びかけました。
元美術教師の鈴鹿修さん(55)は演説を聞いて駆けつけ、ビラ配りにも飛び入り参加。 「今の政府はまともに人に接しようとする姿勢もない。国会の議論もでたらめばかりで子どもには見せられない」と憤ります。「共産党が言っていることは正しい。ビラ配りなら私にもできると思い、参加しました」と話しました。
(2021年6月8日付「しんぶん赤旗」より)