日本共産党の小池晃書記局長は12日、東京都議選杉並選挙区内での街頭演説で、「区議4期、都議4年で大活躍の原田あきら都議の再選と日本共産党の躍進で、コロナと本気でたたかう都政を実現しよう」と訴えました。演説はオンライン動画で配信されました。
小池氏は、原田氏が東京外環道のトンネル工事の危険性を事故の2年前から指摘し、総工費が1兆円あまりから2・4兆円に膨らむ可能性を明らかにしたと紹介。治水対策補助制度を改善させ、豊洲市場の盛り土問題や高齢者への補聴器補助で小池百合子知事から重要な答弁を引き出した実績を示し、「まさに区民の命綱の議席。大激戦の杉並選挙区で必ず勝たせてください」と強く訴えました。
原田氏は、「東京五輪は即刻中止を決断して、人手もお金も、持てる力を全てコロナ対策にまわしましょう」と訴えました。衆院小選挙区東京8区の上保まさたけ予定候補が決意表明しました。訴えに道行く人が次々と手を振り、何度も大きな拍手がわき起こりました。
小池氏は、河井案里・克行夫妻の選挙買収事件や菅原一秀前衆院議員の有権者への現金受け渡しなど、「金権政治、買収選挙が後を絶たず、いずれも菅首相の側近中の側近だ」と指摘。その中で、自民党の二階俊博幹事長が、「政治とカネはずいぶんきれいになってきた」などと発言したことを批判し、「こんな政治はもうたくさん。都議選で、自・公・『都民ファ』、そして菅首相の応援団の維新に退場の審判を下しましょう」と呼びかけました。
また、国会は16日に会期末を迎えるが、「ここで閉じるわけにはいかない。コロナ対策、五輪開催の是非などを議論するとともに、補正予算を組むために、大幅な会期延長を求め全力でたたかう」と決意を表明しました。
小池氏は、自身の参院決算委員会の質問で、政府分科会の尾身茂会長が、「五輪を開催すれば今よりもコロナの感染リスクが高まる」と明言したと指摘。これを受け、党首討論では“国民の命を危機にさらしてまで五輪を開催する意義はどこにあるか”と志位和夫委員長がただしたにもかかわらず、「菅首相からは何の答弁も返ってこなかった」と批判し、「日本国民の命をギャンブルにかける五輪の強行は認められない。五輪中止、コロナ対策に全力を集中せよの声を、党派を超えて原田あきらに」と呼びかけました。
(2021年6月13日付「しんぶん赤旗」より)
街頭演説はこちらから視聴できます(YouTube日本共産党 杉並地区委員会チャンネル「日本共産党 6.12 街頭演説会のライブ配信」)