東京都議選の告示まで2週間を切った日曜日の13日、日本共産党の志位和夫委員長は品川区内2カ所で街頭演説し、定数4を7人で争う大激戦の選挙区で「『痛みがわかる』『抜群の論戦力』、両方を兼ね備えた若い素晴らしい政治家、白石たみお都議の3回目の勝利を何としても」と訴えました。
志位氏は白石氏について、定時制高校時代、70代の高齢者の仲間や、いじめなどつらい過去を背負った仲間と励まし合って勉強した経験を持ち、「『痛みのわかる』政治家です」と紹介。同時に、党都議団の政策責任者の白石氏の鋭い論戦力と政策立案能力には与野党を超えて注目が集まっていると述べ、「『痛みが分かる』ことに『抜群の論戦力』が合わされば、鬼に金棒です。この宝の議席を守り抜くためにどうかお力添えをいただきたい」と語りました。
白石氏は「都民の命より五輪が優先など絶対に許さない。羽田新ルート中止の確かな力になるため、必ず都議会に駆け上がる」と決意表明。演説に足を止め、手を振る人の姿も。
志位氏は、9日の党首討論で、五輪開催によって東京への人流、パブリック・ビューイングによる人流、東京から地方への人流が発生すると政府分科会の尾身茂会長が述べていることを指摘し「国民の命を危険にさらしてまで五輪を開催する理由は何か」と問うたのに、菅首相は答弁できなかったと厳しく批判。「共産党の躍進と白石さんの勝利で、五輪は中止、コロナ対策に力を集中、この審判を下そうではないか」と力を込めると、演説に立ち止まった人々から大きな拍手が起こりました。
志位氏は、羽田新ルートについて「品川区・大井町駅上空では東京タワーより低い300メートルの超低空飛行が繰り返されている。『稼ぐ東京』の名で導入されたが、コロナ危機で成り立たなくなっている」と批判。白石氏はこの問題で論陣の中心、党派を超えた共同の推進の要になっているとして、「羽田新ルートは中止し、海上ルートに戻せ。この願いを党派を超えて白石さんに託してください」と語り、ケアに手厚い都政、福祉と暮らし第一の都政、ジェンダー平等を進め、個人の尊厳が大切にされる都政への転換を訴えました。
そのうえで、2013年の都議選での共産党の躍進が市民と野党の共闘への道を開いたと強調。「共産党躍進で市民と野党の共闘を前に進め、総選挙での政権交代、新しい政権―野党連合政権を実現しよう」と呼びかけました。
(2021年6月15日付「しんぶん赤旗」より)
白石たみお氏と志位和夫委員長の訴えはこちらから視聴できます(YouTube 白石たみおチャンネル「日本共産党オンライン品川街頭演説」)