ケアに手厚い東京へ/大田区(定数7)藤田りょうこ予定候補(46)現 4人はみ出し大激戦

演説する藤田りょうこ都議(写真提供:しんぶん赤旗)

大田区(定数7)では日本共産党の藤田りょうこ予定候補(46)=現職=が2期目に挑戦します。前回より定数が一つ減り、有力11人が7議席を争う4人はみ出しの大激戦です。藤田氏は、「大企業が稼ぐ東京からケアに手厚い東京への転換を」と訴えています。

大田区選出の8議席のなかで唯一の野党議員として、さらに127人のうちただ一人の看護師の都議として、新型コロナウイルスの感染防止策の充実や、都立・公社病院の独立行政法人化を許さないたたかいに果敢に取り組んできました。

感染者が多い地域での集中検査や医療機関・介護施設での検査の拡充を求めるなど、この1年間で検査について300回以上、都議会で発言。医療従事者とも懇談し、東京保険医協会の理事からは、独立法人化の対象となっている公社荏原病院を「採算重視の独法病院にしてはいけない」と意見が出されました。

ただちに行動

都民からも「いま五輪を開くなんてとんでもない。(中止を呼び掛けている)共産党は筋が通っている」「看護師はたった一人なの?再選してもらわないと」と期待の声が寄せられています。

藤田氏は20年間、区内の病院で看護師を務め、患者に寄り添い、職員の労働条件の改善にも取り組んできました。藤田氏とともに労組役員をしていた加島恵美子さん=本羽田=は「疑問に思ったことは分かるまで知ろうとしたし、問題があれば解決に向けてすぐに行動できる人だった」と藤田氏を評します。

実際、都議になってからも、交通事故が多いと聞けば現場にかけつけ住民の声を聞き、放置自転車が多くて困っているとの要望があれば駐輪場の増設を実現してきました。

動画の配信も

支部や地区委員会は実績・公約を有権者に広めようと奮闘中です。藤田氏の音声をハンドマイクで流したり、平日も宣伝カーを運行。地域要求を生かした選挙にしようとミニビラを発行し、対話に活用しています。公式ラインでの動画配信も好評です。

他党も、街頭での宣伝やポスター張り出しなど動きが活発化。前回現職を1人落とした自民党は3議席の確保を目指しています。公明は現職と交代する形で新人2人を、都民ファーストの会も現有2議席を目指し現職と新人が出馬予定です。

日本維新の会は20年の補欠選挙で8万票弱を獲得した新人が立候補。元都議で参院議員に転身した柳ケ瀬裕文氏が、たびたび応援に入っています。

立憲民主と国民民主も新人で臨みます。

(2021年6月15日付「しんぶん赤旗」より)

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