東京都文京区は22日、東京五輪・パラリンピックでの学校連携観戦事業への参加を中止すると決めました。23日に日本共産党区議団と福手ゆう子都議予定候補が事業中止を区に申し入れたのに対し、佐藤正子副区長が明らかにしました。
区は区立小・中学校・幼稚園の児童・生徒1万3千人と引率の教職員1千人を対象としていました。区教育委員会は中止の理由について「感染状況や対策について今後も不確定のため、子どもの安全・安心最優先で判断した」としています。
党区議団と福手氏の申し入れでは、「コロナ禍が収束しない中での連携観戦は、変異株の流行や公共交通機関での移動などの感染拡大、熱中症など子どもたちの命を危険にさらしかねない計画であり、絶対に容認できない」と求めていました。
目黒区も22日に、同事業への参加中止を決めています。
(2021年6月24日付「しんぶん赤旗」より)