五輪中止し命守る都政を/品川区・大田区・江戸川区・港区 小池書記局長が訴え

東京都議選告示日の25日、日本共産党の小池晃書記局長は品川、大田、港、江戸川の4選挙区を駆け、「共産党躍進で新型コロナを抑え込み、東京五輪は中止して命を守る都政を」と呼びかけました。足をとめた人たちが拍手で応え、「支持政党はないけど政治を変えないとまずい。国民のための政治へ、ぶれない共産党に期待」(自営業の47歳女性)などの声が寄せられました。

東京の感染者が再び増加するもと迎えた告示日。小池氏は「観客を入れた五輪を開催し命を守れるのか」と問いかけました。来日した五輪関係者から6人の陽性者が出るなど、「水際対策はすでに水漏れ」だと述べ、政府方針通り全会場で1日最大20万人が観戦すれば、人の移動や接触がけた違いに増え、感染者や犠牲者も増えてしまうと指摘。子どもの五輪観戦計画は中止が当然だと述べ、「五輪は政治が決断すれば中止できる。今なら十分引き返せる。絶好の機会が都議選だ。共産党勝利で五輪より命を大切にする政治をつくろう」と訴えました。

品川区

小池晃書記局長(左)とともに訴える白石たみお都議候補=25日、東京都品川区(写真提供:しんぶん赤旗)

品川区は定数4を7人がしのぎを削ります。白石たみお候補は、再開発問題など住民の声を議会に届けてきたと語り、「どんな権力にも論戦で負けない。みなさんとたたかう議席を勝ち抜かせて」と力説。小池氏は「痛みがわかる。だからたたかう。それが白石さん」と紹介。羽田新ルート問題では見直しの議員連盟をつくったことも示し、「白石さんの勝利で品川の空を守ろう」と力を込めました。白石氏の定時制高校時代の恩師・多賀哲弥さんが支援を訴えました。

大田区

(写真)藤田りょうこ都議候補の必勝を訴える小池晃書記局長=25日、東京都大田区(写真提供:しんぶん赤旗)

大田区は定数7を多数の候補が争う大激戦。藤田りょうこ候補は、看護師として働いた経験も生かし検査拡充などを前に進めてきたと述べ、「現場の実態を都政に届け、命を守る都政へ全力を尽くす」と訴えました。小池氏は「都議会唯一の看護師出身議員として、コロナ対策提案の先頭にたってきた」と力説。1年間のコロナ関連の質問回数は同区の他候補を圧倒していると述べ、「宝の議席を今度も必ず」と訴えました。無所属の奈須りえ大田区議が応援しました。

江戸川区

訴える原純子候補(右)と小池晃書記局長=25日、東京・新小岩駅前(写真提供:しんぶん赤旗)

江戸川区(定数5)も多数立候補の大激戦です。原純子候補は、「福祉の現場で25年働いた経験を生かし、福祉を真ん中にすえた都政実現へがんばる。あなたの一票に必ず応えます」と表明。小池氏は、原氏が障害児保育に携わり「一人ひとりの個性伸ばす保育・教育に」と取り組んできたと紹介。「個人の尊厳が尊重される社会へ力を尽くしてきた」と述べ「都民の命綱、河野ゆりえ都議の議席を引き継がせて」と力を込めました。

港区

港区(定数2)では、野口ひろき候補が「医療を切り捨てる政治を切り替え、命守る東京を」と訴えました。小池氏は、党躍進で、都立広尾病院など新型コロナの最前線でたたかっている都立・公社病院を独立行政法人化から守り、拡充をと呼びかけました。

(2021年6月26日付「しんぶん赤旗」より)

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