子の命守る 五輪中止を/足立区・斉藤候補の必勝 小池書記局長訴え

小池晃書記局長と訴える斉藤まりこ候補(左)=29日、東京都足立区(写真提供:しんぶん赤旗)

日本共産党の小池晃書記局長は29日、東京都議選で大激戦の足立区で斉藤まりこ候補を押し上げるために、「みなさんの奮闘で大接戦、当落線上の競り合いまで追い上げてきた。支援を広げ、宝の議席を守り抜こう」と訴えました。

小池氏は、斉藤氏が都議会で、東京五輪・パラリンピックに都内約90万人もの子どもを動員する「学校連携観戦」の危険性をいち早く取り上げ、知事と教育長にも中止を求める申し入れを行ったと紹介。「この取り組みが、都内4区10市町村での観戦中止に結びついた」と力説しました。その中で、足立区も28日に観戦中止を決定したとして、「足立区3万4千人の子どもたちの命と健康を守るために、選挙戦の中でも斉藤さんが政治を動かしている」と強調しました。

また、足立区が今回の観戦中止の理由について、「熱中症の危険に加えて、感染力が強まっている新型コロナの感染のリスクがあるから」と説明していると指摘。「ならば、足立区だけの問題ではない。東京全体で子どもたちの五輪への動員は中止に。そして、五輪そのものも斉藤さんの当選で中止させよう」と訴えると、聴衆から拍手がわき起こりました。

小池氏は、共産党の躍進によって、保育予算は7年間で6倍、認可保育園は1・7倍になり、足立区でも93の認可保育所が154に増えたと実績を紹介。「斉藤さんは“保育所つくれ”の市民運動から生まれた政治家です。こういう仕事をもっと都議会でやってもらおう」と必勝を訴えました。

斉藤候補は、医療機関の減収補填(ほてん)に背を向け、都立・公社病院の独立行政法人化を狙う小池百合子都政を批判し、「自民・公明・都ファの医療削りの政策を都議選でストップさせ、暮らしと命が最優先の思いを託してください」と呼びかけました。

(2021年6月30日付「しんぶん赤旗」より)

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