山下氏
日本共産党の山下芳生副委員長は30日、東京都議選で江東区・あぜ上三和子、墨田区・伊藤大気の各都議候補の必勝を訴えました。
〈江東区〉
一貫して「福祉が原点」を貫いた、あぜ上候補は、区議時代に出産し、「保守系議員から『税金泥棒』と攻撃されたが、働く女性への攻撃だと思い、ひるむわけにいかなかった」と力を込めました。産休明け、子ども医療費無料化制度を実現したこと、都議になってコロナ禍で仕事を失った女性に寄り添ったことを述べながら「首都東京でジェンダー平等の社会をつくろう」と決意表明しました。
山下氏は「子ども医療費無料化生みの親、あぜ上さんを再び都議会に押し上げ今度は18歳までの無料化を実現しよう」と訴えました。
〈墨田区〉
「都議会で小池知事に言いたいことがある」と、伊藤都議候補が訴えました。「都立墨東病院を守れ。独立行政法人化反対を願うみんなのメッセージです。都民の命を守る仕事を私にやらせてください」と力を込めると拍手が湧きました。
山下氏は「お金が無くて大学に行けない、いつまでも正社員になれないという声を若者と一緒に上げてきたのが伊藤さん。墨田の3議席をオール与党に独占させるわけにはいかない。伊藤さんを必ず都議会に押し上げて都政を変えよう」と呼びかけました。
田村智子氏
日本共産党の田村智子副委員長・参院議員は30日、東京都大田区で藤田りょうこ、練馬区で、とや英津子、足立区で斉藤まりこ各都議候補とともに訴えました。
〈大田区〉
田村氏は「藤田さんは都議唯一の看護師。医療現場をよく知っているからこそ、コロナ対策で具体的な提案を鋭く求めてきた。いよいよ役割が求められる」と強調しました。
藤田候補は「公社荏原病院は新型コロナウイルス対応に特化し患者を受け入れてきた、地域医療のとりで。独立行政法人化をやめさせ、医療を拡充する仕事をさせてほしい」と呼びかけました。
〈練馬区〉
田村氏は「とやさんは区議時代から住民の相談活動に取り組み、議会では現場の声を示し追及してきた。国がやっと踏み出した35人学級を早く進めるよう知事に迫った。とやさんの勝利で実現させよう」と述べました。
とや候補は「『人の痛みに心を寄せる議員でなければ』と、区民とともに運動し論戦してきた。子どもをコロナ感染のリスクにさらす学校観戦は中止し、コロナ対策に集中を」と訴えました。
〈足立区〉
田村氏は「斉藤さんは認可保育所の増設を求める運動の中で都議になった。子どもの五輪動員の中止を求めた都議会での質問は鬼気迫る追及。全国に世論を広げている」と語りました。
斉藤候補は「都議会で子どもの五輪動員を追及し、足立区も学校観戦中止を決めた。今度は東京全体の子どもを守る決断をさせよう。声を上げれば政治は変えられると実感してきた。その声をぶれずに届けるのが共産党」と訴えました。
(2021年7月1日付「しんぶん赤旗」より)