4日の東京都議選文京区(定数2)でトップ当選した日本共産党の福手裕子さんは5日、文京区内7カ所を回り党区議団とともに選挙結果の報告をしました。道行く人から「おめでとう」「よかったね」の声が相次ぎました。
運動通じ つながる
前回都民ファースト、自民党の候補に、215票差で惜敗した福手さん。今回35.8%の得票率で両党候補を抑えました。
医療現場で働き、命を守ることを政治の原点とする福手さん。
「コロナ禍での五輪は中止、都立駒込病院・大塚病院の独立行政法人化はストップ、多様性や尊厳が守られる社会をと訴え抜いた、たたかいでした」と語ります。
4年前の惜敗にへこたれず、福手さんは都バス車庫跡地を利用して認可保育園をつくるなど、住民要求実現のために活動してきました。
今回の都議選でも、学校連携観戦で子どもの命が危険にさらされる、と親や子どもたちの声に耳を傾け、区議団と共に区へ声を届け中止に追い込みました。
「そんな福手さんだからこそ」と、運動の中でつながった人たちが、”福手さんのために”と奮闘しました。
福手さんは「幅広い市民や野党のみなさんと共同の力で勝ち抜いた選挙です。みなさんの願いを受けた公約実現に向け、全力で頑張ります」と決意を語りました。
報告を聞いていた女性(88)は「訴えを聞くと共産党の人は筋が通っているなと感じます。よかったですね。頑張ってください」と笑顔で話しました。
(2021年7月7日付「しんぶん赤旗」より)