私たちの自由勝ちとろう
性暴力のない社会を求めるフラワーデモが11日、全国33都道府県(主催者発表)で行われました。東京はオンラインで開催し、呼びかけ人で作家の北原みのりさんらが参加。コロナ禍で横行している性暴力の実態や、ネットなどでの誹謗(ひぼう)中傷などについて語りあいました。
一般社団法人「Spring」代表理事の山本潤さんは、性暴力をめぐる刑法改正について「被害者の声や科学的な根拠を伝えながら、実態に即した内容にしたい」と発言。総選挙は大きなチャンスだと話し「性暴力根絶に理解がある議員を増やしたい」と語りました。
インターネットなどで横行している誹謗中傷について、2氏が発言しました。ライターの石川優実さんは、#KuTooを発信してから、嫌がらせの種類が女性差別を含むものに変わったと指摘。「真実ではないことを事実にされない空気をつくっていきたい」
ジャーナリストの伊藤詩織さんは、自身への誹謗中傷に対する勝訴判決について「一つの区切りになった一方で、立ち向かうハードルは高かった」と発言。匿名の誹謗中傷に対する法整備の必要性も語りました。
呼びかけ人の北原さんは、都内で10、11日に行われた「女性のためのなんでも相談会」を周知するチラシ配りに飛び入り参加したと紹介。「夜の街を楽しそうに歩く男性と、私たち女性とのギャップに考えさせられました。私たちの自由を勝ちとるため、これからも頑張りましょう」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」7月13日付より)
フラワーデモはこちらから視聴できます(YouTubeFLOWER DEMOチャンネル「FLOWER DEMO 2021.7.11」)